課題通りにおはじきを台紙に並べ、隣のおはじきを飛ぶことによって消して行き、最後に中心の○におはじきを跳んでひとつにするゲームで、最後の100問目のオンリーワンにいたっては、真ん中の○しかない状態から始まります。動きは単純なので1年生からできますが、かなり高等なパズルゲームです。ひとりでできるため、例年、あそぶ相手がまだ見つからない1学期の最初の頃にはそれなりに流行しますが、しだいに好きな子だけが遊び、最後のオンリーワンに到達する子は1年間に2,3人程度。中には失敗しても失敗しても諦めずに続け、3年かかってオンリーワンを達成した子も歴代いました。
ところが今年は異変が起きました。おそらく、世の中の状況と校庭の工事の進捗状況で、1年生が1学期中は屋内あそびが中心となった影響で、1年生の間でオンリーワンが大流行。今年の新1年生は、保育園時代も外あそびが制限されることが多かったせいか、集中して室内あそびができる素地がありました。それにしても驚くかな! 5月の末までに1年生が4人、1年生の熱心さに影響されて再開した2年生以上が4人もオンリーワンを達成。50以上クリアした子も全部で13名もいました。このように達成者が続出するのは奇跡。
怪我の功名ということでしょうか。毎年、年に一度は表彰式を行い達成者(オンリーワンセットのプレゼントつき)と50以上クリア者を表彰するのですが、今年は5月末、6月末と表彰式を行い、達成者7名、50クリア者11名を表彰。オンリーワン熱気はいまだ続いています。
外で遊べないという苦境ですら、子どもたちのたくましさには勝てません。
まさに“You Are Only One”ですね。
