2020年09月18日

思い出いっぱいのクラブ室とさんさんルームにさよなら

2020年9月18日金曜日、板橋第十小あいキッズのこどもたちにとって我が家とも言うべきクラブ室とさんさんルームが、最後の日を迎えました。

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 板橋区立第十小学校の歴史をひもとくと、昭和39年8月17日(1964年)第十小学童保育クラブ開設とあります。同日が鉄筋新校舎落成とあるので、おそらく私たちが使っていたクラブ室は、この日に誕生したのだと思われます。つまり築56年。なんと長い年月でしょう。

 区が学童保育クラブを公営直轄から民間委託、そして校庭開放と学童保育事業の統一という流れの中で、陽光会が学童保育クラブの運営を委託されたのは、平成16年(2004年)のことでした。当時の定員は55名。特別支援学校の生徒も通ってきていました。やがて65名となり、あいキッズとなったのは、平成23年(2011年)でした。このクラブ室で、毎年、多くのこどもたちが、友だちを作り、遊び、ケンカし、育ち、巣立って行きました。今の保護者の中には、ここの学童出身のかたもかなりいます。

 この建物は、まるで山小屋のような外観で、吹き抜けのように天井が高く、本来の面積以上に広く見えるような構造になっています。完成した当時はさぞかしお洒落だったのではないでしょうか。
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 天井と壁の境に太いハリがかけられていて頑丈な造りにもなっていました。東日本大震災の際、早めに帰ってきた子どもたちと共に、あの恐ろしい揺れを耐えました。
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 また、この部屋には畳があり、思い思いゴロゴロベタベタできるスペースでした。夏休みには、この部屋いっぱいにゴザを敷き詰め、みんなでお昼寝。お昼寝の冒頭は職員による読み聞かせ。その間は静かに聞き入っていても、終わったら寝ないで友だちとこそこそぺちゃぺちゃ。静かに!と怒られながらも楽しいひととき。
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 部屋の中でみんなでドッジボールもやっていた時代もあります。ここにはアップライトピアノがあり、弾きたい子は、習っている習っていないに関係なく楽しんでいました。もちろんピアノの達人の職員が弾き始めるとこどもたちが集まり、歌い始めることも。また、トイレには温水の出るシャワーコーナーがあり、身体に障害のある子だけでなく、泥んこになった子どもたちの身体をきれいにできました。

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 そして、ここには専用の庭がありました。新校舎建築が始まる前には、鉄棒もあり、一輪車、大縄跳び、鬼ごっこだけでなく、水場もあったため、土を掘って掘って川やら池やらが出来上がり、泥遊び、ぴかぴか泥だんご作りと楽しみました。そうそう、植え木があった時代には、秘密基地作りも流行りましたね。また、夏休みにはビニールプールで水遊びが定番でした。

 一方、あいキッズになってから使い始めたさんさんルームは学校内にあり、さんさんの子も移動することで気持の切り替えができるため、人気の場所でした。また、目の前の図書室も使わせていただけたので、そこが唯一の静かな空間として、愛されていました。

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 語りつくせないほどの思い出がつまったクラブ室とさんさんルーム。連休明け23日水曜日から新校舎で生活が始まります。長い間、私たちを見守ってくれてありがとう。そしてさようなら!

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2020年07月07日

何があろうと季節は巡る

学校が再開され、多くの子どもたちの笑顔が見られるようになった7月。だからと言って例年通りに行事ができるわけではありません。そして、いまだ一般登録の子はあいキッズに来ることさえできません。

それでも職員は季節の行事は大切にしたいと、事前に話し合い、たなばたの短冊の色染めをやろうと決めました。実はその話が進んでいる中、事情があってあいキッズの前の庭が使用できなくなりました。そのため、放課後ルームのほうの工事現場との境のスペースを学校からお借りして色染めをすることに。

梅雨の始め天気の良い日、前から準備していた通り、コンクリートにブルーシートを敷き、机を並べ、密にならないように、1年生からクラスごとに始めました。

喜々として色染めする1年生。「2年生は次の天気の日ね」と伝えるとぶーぶー文句を言う2年生も。幸い次の日も天気だったので、2日間で色染めができました。予想通り3年生になるとやりたい子が限られてきますが、それも成長の証し。

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また、例年なら全員に短冊を配るのですが、今回は短冊を家に持ち帰るのも、お願いを書くのも希望者だけに。そのかわりひとりで何枚書いても良いので、中には家族全員へのありがとうや、おばあちゃんの健康や長生きを願うメッセージまでありました。残った色染めの紙だって無駄にはしません。いずれ、こどもたちと共に、ちぎり絵を作って楽しみたいと思っています。

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そうそう。笹に飾られた短冊には今年ならではのお願いまでありました。雲の上のお星さま、お星さま、どうか世界中みんなのこのお願いを叶えてください。

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2020年06月30日

状況をプラスに考えて

3月3日から小学校の休校を受け、あいキッズでは区の方針をもとに何度も話し合いを重ねこどもたちにとって何が安全で、また心のケアのために何が最適か対策を取ってきました。

利用者はエッセンシャルワーカーを保護者に持つこどもたちのみ。そのため、普段なら100人前後のこどもが来室するのですが、朝から十数人から二十数人の利用という状況が5月半ばで続きました。

スタッフの心配をよそにこどもたちは元気です。朝から夕方までのありあまる時間とゆったりした空間をこどもたちなりに上手に利用していました。例年夏休みしか作れない本格的なカプラ建築。今ブームになっているアニメの武器を作ってからの鬼ごっこ。

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そして、人数が多いとなかなか取り組めないビーズ工作。特にビーズは設計図を見ながら数を数えてワイヤーにビーズを通すという作業なため、例年1年生には少し難しい作業です。ところが今年は毎日ゆっくりできたため、1年生でも一番簡単なスイカから始め、いつの間にかかなり難しい作品まで作ることができるようになりました。

特に以前からビーズ工作が好きだった3年生は、最も難しいレベルのザリガニをも完成することができました。ママのため、パパのため、おじいちゃんのため、おばあちゃんのため、作ってはプレゼントするんだという子も。次にビーズ好きで流行ったのが名前を英語で作り、ストラップにすること。本当にこどもたちの成長は素晴らしくて目を見張りました。

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ようやく学校が始まり、同じペースで工作することはできませんが、やりたい気持ちを大切に、考えていきたいと思います。
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